安芸 木村城



お城のデータ
所在地 広島県竹原市新庄町
遺 構 曲輪、石垣、土塁、空堀、井戸
形 式 山城 築城者: 小早川政景 築城年代: 正嘉2年


見 ど こ ろ

 木村城は、国道432号線沿いにある和賀神社(小早川神社)の裏山に築かれている。 城への登り口は、ちょうど神社とは山を挟んで反対側の東側から登城道がある。

 木村城は、山頂部に楕円形の主郭を置き連郭式に大小10数ヶ所の曲輪がある。 北の曲輪先端部に、小早川隆景を祀った若宮社跡があった。(現在社はない) また、主郭北側下の曲輪には、石組みの井戸があり、この井戸は深さ6mもあるとか。


歴     史

 木村城は、正嘉2年に沼田小早川茂平の四男政景が都字竹原荘などを与えられて分家し、竹原小早川氏の居城となった。 竹原小早川氏は、その後勢力を拡大し、沼田本家と同格とされるまでになった。

 天正10年、13代小早川興景が銀山城(広島市)攻めに出陣中に病死すると、興景夫人が吉田郡山城主毛利元就の姪であった関係から、天正13年に元就の三男隆景が養子に迎えられ、竹原小早川氏14代を相続した。 隆景は、天正19年に沼田小早川繁平の養子となり、小早川本家をも相続して、高山城へと移つり、木村城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR呉線竹原駅〜バス/小早川神社前
 車 : 山陽道河内IC〜国道432号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
竹原小早川氏の本城、このお城に毛利氏から隆景が子供の時に養子に来た。
  • 木村城の登城口
    小早川神社前のバス停(ここに案内板がある)から東へ細い市道を進む。(所々に道標あり。) 城山を半周するように道は右へ右へと進む。 ちょうど小早川神社と反対側から登城口がある。

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